マザコンときいても、他人事だと思いますよね。マザコンと言われて、どの様な印象を受けますか?また、ご自分のことはどう思いますか?

婚活をしていて、マザコン男に何度も遭遇しました。色んなタイプのマザコン男がこの世には存在します。親を大切に思っているというのはとてもいいことです。しかし、それと混同し自分のことをマザコンだと気づいていない、無自覚、そう隠れマザコン男がそこそこ一定数いるのです!

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親を大切に思っているとマザコンは別物

母親

マザコンとは、マザーコンプレックス、母親または母親に似た女性を慕う傾向にある人物のことを言います。現在の日本では、自分の主張より母親の意見を優先する、母親への依存傾向の強い人物という意味で使用されていることが多いかと思います。

まず「親を大切に思っている」と「マザコン」は別物です。結構ここを混同している人が多いですね。それを言い訳にしてマザコンだという事実から目をそらしている男性が多いようです。

家族の仲にもよりますが、基本的に自立した成人男性と親というのは一定の距離感を保ち生活するものです。お互いの定期的な連絡などはあれど、それぞれに独立した生活圏があり、干渉し過ぎず、不可侵であることが当然のことです。

そこで今回は隠れマザコンの特徴を確認しながら、マザコンと思われる人と、自立した人との違いを考えます!

あなたは大丈夫?隠れマザコン男チェック

チェックリスト

  • 人にやってもらえて当たり前だと思っている
  • 親に言われたから・親のために結婚を望んでいる
  • してあげたからしてもらえると思っている
  • なんでも報告して褒めてもらえると思っている

あなたはいくつ当てはまりましたか?実はひとつでも当てはまったらマザコンだと思った方がいいでしょう。それではここからは、チェック項目を元に、マザコンと判断される人の心理や状態を確認していきましょう。

人にしてもらって当たり前!「依存お子ちゃまタイプ」

人が生きている以上、日々やることが発生します。幼い間は自分でできないことばかりなので、それを親が担ってくれています。成長するにつれ自分でも、できることが増え、親の手を離れ自分のことは自分でやりはじめます。

自分でやるようになりその手間を知れば、親にやってもらえて当たり前という頭は無くなってきますよね。そしてそこに感謝の心が発生するのが自然です。そのことをわかっていない、またはわかっていても出来ない人は依存お子ちゃまです。

自分でやるべきことを人にやってもらっているという認識をきちんと持ちましょう。現在未婚実家住まいの男性でも、この認識があるかないかで雲泥の差となります。ない人はマザコン、ある人は同居です。

親に言われたから婚活する「親の言いなりタイプ」

ある程度適齢期に突入すると、親からの期待やプレッシャーもありますよね。早く結婚しろとか孫はまだかとか色々…。親も心配して言っているので、ある程度は仕方のないことだと思います。

しかし結婚するのは自分です。今後長い時間を共に過ごすのも、子育てというビックプロジェクトに共に挑むのも、ケンカをするのも仲直りするのも自分なのです。

親の言うことがすべて正しいわけではありません。親に言われたから程度では到底出来ないような大変なことをするのは自分なのです。親の言うことに従う前に一度自分とお相手の人生を考えてみましょうね。

見返りを求める「幼稚な精神タイプ」

僕が何かをしてあげた(行為・好意)のだから、相手は喜んで当然だ。そして見返りがあって然るべき。というものの考えは、幼少の人格形成期にはとても大切なことです。愛したら、愛してもらえる、という愛情の行き来は自己認識や自尊心を育み成熟していく上でとても大切なプロセスです。

しかしいつまでも自分の行為に対して見返りを求める、何かしてあげたら、相手からも返してもらえる、という発想を持ち続けるのはとても幼稚なことです。自分の行為や好意に特別な価値があるとおもうのはやめましょう。

周りの女性はあなたのママではありません。人から与えられる側ではなく、損得勘定抜きで人に与えられる人間になることが大人になるということなのです。

包み隠さずそのまま発言する「思考停止タイプ」

子供の頃家に帰れば日々の色々な物事を親に報告していましたよね。学校の事や友人関係、勉強のことなど。多くの場合親は話を聞いて容認してくれたでしょう。子供の身の回りのことを把握するためにも、また発育を知るためにも親子のこのような会話は重要ですね。そうして育つことによって「報告=良いこと」という図式が頭にあるのは仕方がないことです。

しかし大人になればなんでも報告すれば万事OKというわけにはいきません。言わなくていいことや、わざわざ本人に伝え聞かせる必要のない辛辣な言葉などがありますよね。あなたが考えなしに報告さえしなければ知らずに済む、傷付かずに済む事がこの世には存在するのです。

聞いた物事を誰に伝えるのか。その話を本人に伝える必要が本当にあるのか。知り得た情報を交際相手と共有すべきなのか、相手の事をおもって自分の心に留め置くのか、思考停止せずに一度よく考えましょう。成長するにつれ自分の頭で思考選択するものです。深く考えずになんでも報告してママに褒めてもらえた幼少期を卒業し、物事を口にする前に思考する習慣をつけることも、自立した大人の男性には必要なことでしょう。

親に頼って自立していない姿は、マザコン判定される!

自立した男性

いかがでしたか。実はちょっとギクッとする部分ありませんでしたか?これでマザコン確定とまでは言いませんが、女性はちょっとしたことでも(もしかしてマザコン…)と不安に感じるものです。自立した大人のつもりでいたけれど、読んでみたら自分では気付いていなかった未熟な部分があったのではないでしょうか。

親を大切に思うのはとても素敵なことです。マザコンではない適切な距離感と配慮をもって今後も接していけるといいですね。